通電して燃焼。

これを繰り返して。
適度なスペースにバーニングを施します。

片面か両面かも迷うところです。

更に場所を変えてセット。

束子や歯ブラシなどを使ってで水洗いします。

ウッドバーニングとは、木を燃やして(焼いて)木に絵柄を描くアートです。
木に下絵を描いて、そこを半田ごてなどで焼いて(焦がして)作成する手法は一般的です。

ここに紹介するのは下絵を描いてそれを焼きなぞるのではなく、材料となる素材木に高圧電流を
流して燃焼させ、その燃焼あとをアートとするものです。

素材となる木は、どんな木で(木の種類)、どの程度の乾燥具合なのか、どの部分なのかなど素材そのものの違いはもとより、その素材のどの場所に電流を流すか、どの程度流すかなどで燃焼具合がまったく違ってきます。

したがって、同じ作品を2点造ることは不可能です。
すべてが1点もので世界に1つしか存在しないオリジナルなものとなります。

バーニングを施すとこのような状態になります。
煤がついて紋様が判然としていません。

サンディングするとこんな感じです。
素材木の割れや腐れなども味として
生かしてみます。

素材の木を用意し、まずはグラインダーなどで
成形したり、表面を整えたりし、ペーパーがけします。
完成後の雰囲気がありますので、どの程度サンディング
するかなどは仕上がり具合を考えながら、試行錯誤です。

大きな木でローテーブルを
造ってみました。

どこにもない一点物です。

下は端材を成形して作製したものです。
素材のかけや痛みを生かしてみました。

塗装が完全に乾いたらこの様になります。

ここで塗装面を整えるために再度軽くサンディング。

最後にウエスでオリーブオイルを擦り込み完成。

出来上がりは以下のように。

あとはウエスで軽くこすってあげると次第にいい感じに
味がでてきます。

完全乾燥させたら水洗いで荒れた表面を整える意味で
軽くサンディングして、その後サンディング粉をしっかりと
絞ったタオルなどで細部まで綺麗に拭き取ります。
(更にくっきりと紋様が見えるようになります。)


しっかり乾燥できたら水性ウレタンなどをエアーブラシで塗装します。

水洗いした後、乾燥させると下のようになります。
紋様が細部までくっきり見えるようになりました。

そして再び通電。今度は一気に燃焼しています。
ほんの数秒です。
どの程度で止めるか、、、、、

このさじ加減で出来上がりが変わってきます。

数秒間通電し燃焼させたら、少し場所(釘の位置)
を変えてセットします。
(この位置が1mmずれただけで全く違ったものになります)

適度に重曹水を筆で塗ります。
(重曹水の濃度や塗る量、塗る部分によって燃焼
具合が全く違います。)

※全体に塗るか部分的に塗るかでも燃焼具合は
全くちがいます。

また、通電している時間(1度にほんの数秒間なのですが)によっても燃焼具合が全くちがうので予想ができず、その都度の偶然の産物となります。

まさに1点物です。

サンディングができたらいよいよバーニングです。

高圧で危険なので適当な場所にかるく釘を打ちます。
そこに電極をつなぎ

通電するとこんな感じです。

オブジェや壁掛けなど使い方はアイデアいっぱいです。

例えば、商品ディスプレイにも。